おとなの住まい:トップランナー 地活 旭化成ホームズ・冨岡達さんに聞く(毎日jpより)
夫婦が高齢化し、家も老朽化した時などに、持っている敷地を有効に利用し、新しい家、家族の暮らしを提供しようという「地活」が注目を集めている。どんな良さがあるのかなどを「地活」プログラムを売り出し中の旭化成ホームズ・マーケティング本部営業推進部課長の冨岡達さんに聞いた。
◇両親が高齢、家は老朽化……資産を生かそう 少ない費用で新生活−−旭化成ホームズマーケティング本部営業推進部課長・冨岡達さん
−−「地活」というプログラムはいつごろどんな経緯で始まったのですか?
08年に当社として将来の中期予測をしたのですが、少子高齢化などで住宅の新築が年々減っている現状が分かりました。統計的にみると、80年代ごろから、建物を壊す戸数が減り、つまり建て替えが減ってきています。そこで今後の建て替え戦略をつくるため、インターネットを使って調査をしました。築30年以上の2000軒を対象に建て替え需要などを聞きました。その結果、住宅の改善(建て替え、リフォームなど)を考えているのは41%で、残りの59%は改善を考えていませんでした。その理由を聞くと、「資金不足」が42%、「家族の意見調整が大変」などが20%……でした。
そこでさらに詳しい背景を知るために、個別インタビューしたところ、(1)資金がない、将来資金が不安で貯金を使えない(2)家族がこの先どう住まい、どう資産を残していったらいいのか分からない(3)誰に相談していいのか分からない−−という三つの問題点が浮かび上がりました。こうしたことを踏まえ、高齢者もしくは高齢の親を持つ方で、かつ都市部に敷地を持つ人たちをターゲットに、「地の利」を生かして、経済的負担も少なくして、家族の新しい暮らしを実現しようという「地活」プログラムをスタートさせました。
−−敷地を活用するための三つのパターンがあるようですが。
「敷地をそのまま使いアパート併用住宅を建て、賃貸部の賃料でローンを返済するケース」「敷地を一部売却し、そこで得た資金で建て替えるケース」、そして「敷地を全部売却して、その資金で分譲マンションなどを購入し住み替えるケース」が考えられます。3パターンのどれも「資金がない、将来資金が不安で貯金を使えない」という高齢者の不安に応えたものです。自己資金を取り崩さずに建て替え・住み替え資金を調達する解決パターンを提示しています。それに加え、高齢者でも借りられるアパートローンをご提案したり、上手な土地の売り方のご提案をすることになります。いずれにしろ、お客様の敷地の「地の利」と「土地パワー」を適切に診断することが重要です。
−−具体的にはどんな事例が多いですか?
やはりお年寄り2人には土地や家が広すぎるというケースが多いです。あるいは母が東京都内の実家に1人でいるが、子供たちは別の生活基盤があって同居しないというケースもあります。他にもさまざまなケースがあり、家族のありようが大きく変化しています。
−−「地活」を検討している人たちにアドバイスを。
土地活用を思い立っている人は問題ないのですが、どうすればいいのか分からない人が問題です。例えば70歳ぐらいの母親がいるとして「まだ元気だから大丈夫だろう」と考えていると、事は突然にやってきます。ですから早め、早めに私どもの方に相談していただく方がいいですね。例えば認知症は突如進行します。そうなってからでは法的に地活などの対策は着手しにくくなります。それが残念です。漠然とした悩みでも早い段階で相談していただいた方が選択肢も増えますし、それが結果的には、お客様のメリットになると思います。
2011年08月15日
ケアマネ試験一発合格脳プログラム







